丁度一年前の僕は、とてもひねくれていて
好きの空気を纏っていないと、思い出さえ作れなかった。
ああもう元には戻らないぞこれ、ってわざと皮肉っぽく言ってみたり。
一年後の僕、無事元に戻った。
別に嬉しくなくても、外じゃ笑顔の準備を常にしていて。
10人いれば9人は騙されてくれて、
10人いれば1人は誤魔化せない。面倒臭いなあ、と思う。
そういえば笑う、って、嬉しかったり楽しかったり、のときにするもんだった。
本当の意味なんて適当でいい。
そりゃ、忘れもするって。
なんでって、そんなのわかんないよ。
ここんとこ、自分が発する音以外が全てノイズにしか聞こえなくてイライラしていた。
胃がムカムカするような、心臓が痒いような、
どうすれば止められるかもわからない、理由もわからない、
仕方がないから痒くもない左手を右手で掻いてみる。
夜はなかなか眠くならず、眠くなる努力もせず、たまに睡魔に襲われても、反抗する。
朝と昼と夕方に、気ままに寝る。
何してんだろう自分ってときどき思う。
でもとにかく、壊したかったんだよね。数百時間前のこと。
無茶をすれば吹っ飛ぶんじゃないかって、記憶してるのは僕だからって、期待してみたり。
なのにマトモな現実はどこまでもマトモで。
今日が何日で、何曜日かも不確かで、来週の自分さえも曖昧なくせに。
陽が沈んでから、ほんの少し音量を下げてみた。
後悔って名前がついてたモノを探してきて、眺める。
RADWIMPSとか、深夜のファミレスとか、カラオケ帰りの夜道とか。
でもそのうち飽きてきて、
胸が締め付けられるあの感じはあっという間に消える。消えたことにも気付かない。
また自分を疑問に思う。
そんなの繰り返してどうするんだろう。
こう考えよう、こういう答えにしよう、って決めたのを
またぐちゃぐちゃにかき回して変えるのが億劫なんだと思う。
だから1月は、感情論は全部しまうことにして、スタミナがもつ限りそれを続けてた。
6月の終わりに、それじゃ保てなくなったから、「決める」ことを更新した。
そうして今はこうなってる。次の更新時までたぶんずっとこのままだ。
周りの空気が暑くて、息苦しくなるのと、
なんかよくわかんない衝動に駆られるのと、二つは同じようで全く違う。
でも一緒にやってくる。
一番星がどれだかわからなくなったら、また少し音量を下げてみる。